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2015/10/14

秋の空

朝夕のウオーキングの楽しみは自然を感じること!臨海道路に沿った松林を歩くと四季折々の虫の声、草花、風の音等等季節の移り変わりを身近に感じることができる。最近は秋の空の美しさにしばし立ち止まり空を見上げることが多い。晴れた日の秋の空に浮かぶ「雲」の多くは巻雲、高積雲といった高度の高い雲が多い。すじ雲、うろこ雲、鯖雲、いわし雲と呼ばれる雲がこれに当たる。真っ青な空に真っ白な雲、刷毛でサーと引き伸ばしたようなすじ雲、水族館で見るイワシの大群の様ないわし雲、小さい塊が群れを成す姿が魚のうろこに似たうろこ雲、いつまで見ても飽きることのない美しさである。つい先日まで鳴いていた蜩の鳴き声も近頃では秋の虫の声に変わってきた。一時間あまりのウオーキングはこれら自然に触れる中で、あるときは瞑想?に耽りながら、あるときはカラオケで歌う演歌を口ずさみながら時間の許す限り東コースと西コースを交互に選んで歩いている。道中必ず何人かの人とすれ違うが彼らの姿を見るのも又楽しである。しかめっ面をして黙々と歩く人、挨拶をしても返事もしないで通り過ぎる人、立ち止まって話しかけてくる人等等。最近は犬の散歩をする人が多くなったような気がする。昔読んだサラリーマン川柳で「ダイエット、連れて歩いた、犬が痩せ」という句を飼い主と犬を見比べながら思い出し観察する自分の姿に苦笑することもある。自然を愛し人を愛する生き方は実に楽しいものである。