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2017/10/02

誕生祝 🍻

一年前、70歳を迎え親友、会社の同僚、家族に心温まる祝いをしてもらった。記念のゴルフ&宴会、高価なパイプのプレゼント&懇親会などなど記憶も冷めやらぬ間に71歳の誕生日を迎えた。突然社員から「誕生会を開きます」の報告を受け「えっ?」と思ったが内心はとても嬉しかったのと少々面はゆい気がした。社員と昔から付き合いのある準社員?の9名で古希祝に勝るとも劣らない祝福を受けた。亡き父の形見の懐中時計を床に落とし修理不能となったため今回のプレゼントはそれに代わる素敵な懐中時計を頂いた。機会あるごとに「自分は人に恵まれた人生だなあ」と思ってきたが宴を開いてくれたみんなの姿を見ながら一人一人との出会いの時、過ごしてきた二十数年間を思い出した。出会いは偶然であるが、それからの付き合いは己の意思である。船乗り時代、陸の河童時代を通じ数多くの人と出会い、苦楽を共にしてきたが、人間として、仕事人として「許せない人間」とは関わることを断ってきた。船乗り時代は「ダメな人間」は即強制送還で内地送りにできたが陸の仕事はそうはいかない。何度も説教をし何とか仲間に引き込もうとしたが本人に「足りなさ」を自覚させることが出来ない人間は解雇してきた。「来るもの拒まず、去る者追わず」を貫いてきた。人の判断基準は「何を大切に生きているか」「他人への感謝の気持ちが如何ほどあるか」である。俺が俺が、、、のなんと多かったことか!社員より自分大切といった社長さん、同僚より自分は優秀と勘違いしている社員、、数えきれないほどの「人間失格(同じ釜の飯を食えない人間)」をみてきた。そんな中で今一緒に仕事をしている社内外の同僚、親友のありがたさを身にしみて感じることが出来る幸せは自分の宝である。これから何年現役を続けられるかわからないが彼らと少しでも長い間一緒に仕事をし人生を楽しみたいと改めて思った「71回目のバースディー」感謝・感謝である。